毎日サッカー、いつか日本がW杯で優勝する日を夢見て

soccer note

毎日1試合見てブログを書くことを目標に、日々サッカーの面白さを追求していきます。

クラブW杯準決勝 レアルマドリードーアルジャジーラ

レアルマドリードが、史上初のクラブW杯連覇に挑んでいます。

対するは、開催国枠で出場し、準々決勝で浦和レッズを倒したアルジャジーラ

スタメンです。

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レアルマドリードは、ワンアンカーにブラジル代表カゼミロ。そして10番のクロアチア代表モドリッチフォワードのポルトガル代表ロナウドらがスタメンに名を連ねていますが、スペイン代表のセンターバックセルヒオ・ラモスや右サイドバックのカルバハル、インサイドハーフのクロースは欠場です。どんなサッカーを見せてくれるでしょうか。

 

前半2分、レアルマドリードの攻撃。両サイドが高い位置を取れるのは、両センターバックと中央のカゼミロがどちらのサイドもカバーするからですね。アルジャジーラは中央を固めています。

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それでも中から崩しにいきます。イスコやベンゼマが引いてスペースを空け、カゼミロからのボールをイスコが引きつけてコバチッチへ戻し、空いたスペースにモドリッチが飛び出しました。スペースを空けて2列目から飛び出す連携は抜群です。惜しくもオフサイドモドリッチのハンドで、アルジャジーラフリーキックとなりました。

 

前半3分、アルジャジーラのボール保持時に囲い込むレアルマドリード。ボール保持者のブスファにカゼミロが素早くよせ、そのタイミングでモドリッチは横のパスコースを切るフェイントを入れます。慌ててその逆を狙うパスを出すも、モドリッチがそれを読んで綺麗にカットしました。

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 ディフェンス時の連携も抜群です。

 

先ほども少し申し上げましたが、レアルマドリードの守備時の戦術の1つに、アンカーのカゼミロの両サイドの裏までのカバーリングがあります。

前半4分のシーン。

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サイドバックのアフラクがボールに寄せ、中央のバランも前に出ているようなとき、サイドの裏が狙われやすいですが、このスペースのカバーはアンカーのカゼミロが担当します。広範囲にカバーすることで、センターバックのバランとナチョ、サイドバックのアフラクとマルセロも安心して前を潰しに行けます。

 

前半5分。レアルマドリード右サイドからの攻撃、アフラクからイスコへ戻すタイミングで中央のロナウドの見事な動き。マークを完全に外してフリーでヘッドもキーパーセーブ。

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ディフェンスの死角から突然入ってきて、イスコが出すタイミングでオフサイドギリギリのところで抜け出します。シュート時にフリーになるための駆け引きと、出してとのタイミングの合わせ方が見事です。

 

試合展開はといいますと、打っても打っても入らないレアルマドリード。挙げ句の果てには、カゼミロのヘッドでゴールネットを揺らすもビデオアシスタントレフリーによってノーゴールの判定。

そんな中で、前半41分、アルジャジーラロマニョーリに先制ゴールを奪われます。

前半は1-0でリードされて折り返すというまさかの展開。前半のシュート数は17本でしたがゴールは0です。

 

後半に入っても不可解な判定が続く中、後半8分。ロナウドモドリッチからのスルーパスを反転して決めました。ボールが来る前からトラップしたら即シュートのイメージが出来上がっているロナウド。ここに止めてここに打てば確実に決められるという形を持っていて迷いがないところがこのストライカーのすごいところです。1-1

 

そして決勝点は交代出場のベイルでした。

この男が復活すれば、また違うレアルの強さを見せてくれるでしょう。

 

2ー1でレアルマドリードが勝利しました。

 

 

 

 

 

E1選手権 日本ー中国

W杯へ向けて代表選考サバイバルの第2戦、中国戦です。

北朝鮮との初戦をふまえて、今回はどういったメンバーを使って、どのような戦いを見せてくれるでしょうか。

スタメン

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やっと使ってくれました。大島選手がスタメンです。川崎フロンターレでの活躍からして当然かなと思います。持ち味を発揮して、レギュラーをつかんでほしい選手です。

個の突破が魅力の柏レイソルの伊東選手と、知的な動きでゴールを陥れる鹿島アントラーズの土居選手にも注目です。

 

4分、植田選手からのパスを受けた伊東選手が右サイドを抜け出しクロス。小林選手はディフェンスが見えないファーサイドからニアサイドへ飛び込んできて、頭で合わせるもミートせず、こぼれ球に土居選手が反応するも、わずかに外れました。土居選手は、中央に飛び込もうとしましたが、小林選手に出たと見ると、少しファーに動いてボールを待っていました。

 

8分、左サイド、深い位置から倉田選手のスローイン、土居選手からリターンを受けて山本選手に戻したシーン。ここで、山本選手が出すまで、最も使いたいスペースを使わず、顔を上げたときに3メートルくらい動いてダイレクトで土居選手へ縦パス。リターンを受けてまたダイレクトで山本選手へ当て、倉田選手が裏を狙いました。

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9分のプレーも秀逸です。 

大島選手は相手が処理しにくいバウンドボールを頭で味方に返そうとするそのパスコースを読み切り、ダイレクトで倉田選手へ。土居選手が斜めに中央の裏を狙います。スルーパスはそれましたが、綺麗に通れば決定機でした。

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大島選手は読んでパスカットし、ダイレクトでつないで攻撃の起点になるような局面を変えるプレーができる貴重な選手です。

 

13分、三浦選手が持つと、大島選手が裏へ抜ける動き出し。それを見て土居選手は止まります。しかしパスは小林選手へ、大島選手も止まって3人目の動きで落としを受けます。そこへ裏へ動き出す土居選手へバックヘッドでスルーパス。あわや土居選手が抜け出すシーンを作りました。

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大島選手も土居選手も動き直して味方と敵のタイミングに合わせて動くことでチャンスを作っています。

 

15分、土居選手は相手選手へのボールが胸へのボールだったことからトラップ前から一気に寄せます。トラップが少し長くなったところでボールを奪いました。トラップしてからの動きだしでは間に合わない距離を、早めに予測して動きました。

 

19分、山本選手から今野選手に入り、前を向いたシーン。大島選手が前線で後ろ向きで受けようとしています。その位置は相手3枚が作る三角形の重心。この位置で受けて相手が寄せてくるのでダイレクトで倉田選手へ落とします。ここで空いたスペースに土居選手が入りサイドの山本選手がフリーになります。

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 敵を動かすことで空くスペースを次々と使うことで、フリーの選手ができます。

 

27分、好プレーを連発していた大島選手が負傷。大事に至らないことを願うばかりです。

 

44分、山本選手がドリブルで仕掛けてくる相手に対して体を入れてボールを奪ったところから、昌子選手のロングボールに小林選手が競り、こぼれ球を拾った井手口選手(大島選手と交代で入った)から、左サイドで受ける土居選手へ。W杯本大会で狙うロングカウンター発動。クロスに小林選手が飛び込みむも、枠を外れました。ロングカウンターで中に小林選手、伊東選手、今野選手の3枚が入れたので、得点の可能性が高いシーンでした。

 

後半に入り52分、クリアボールを小林選手が競り勝ち、土居選手が左サイドからサポートして持ち上がります。小林選手は中国のセンターバックに上背で劣るも、ジャンプのタイミングとジャンプ力で競り勝つ強さがあります。また、土居選手は鹿島でもこういう役割が多いですが、2人に囲まれるも、アウトサイドで間を通すパスで中央へ抜け出し、逆サイドの伊東選手へ正確なボールを送りました。伊東選手のシュートはブロックされましたが、狙いの速い攻撃ができるフォワードが揃っています。

 

65分、植田選手が右サイドの深い位置でワンツーで突破して鋭いクロスを入れました。植田選手の本職はセンターバックですが、サイドバックでも積極的にやろうとする姿勢が素晴らしいですね。

 

84分、先制点は小林選手でした。中央で川又選手に預けて裏へ抜けたところに、川又選手からスルーパスが通りました。小林選手は、1試合を通じて決めてやろうとする強い気持ちが伝わってきました。

最後にゴールという形になって良かったです。

 

89分には昌子選手のミドルシュートが決まりました。キャプテン翼のようなすっごいドライブシュートでしたね。ディフェンスラインの選手にこういう武器があると、停滞した試合では有効な手段となりますね。

 

最後の失点はいただけないですが、アピールできた選手も多かったと思います。

繰り返しますが、大島選手、大事に至らないことを願います。

 

 

マンチェスターダービー マンチェスターUーマンチェスターC

首位のマンチェスターCはこの試合が始まる前の時点で15試合で勝ち点43。

この数字から、何勝しているかがわかると思います。

そうです。14勝1分けですね。

驚異的な強さを見せるグアルディオラ監督2年目のマンチェスターC。

そして、このチームに今季リーグ戦で初黒星をつけられるとしたらマンチェスターUでしょうか。

勝ち点35で2位につけるマンチェスターU

モウリーニョ監督はどういった策を用いて、このダービーマッチマンチェスターCを倒そうとするのでしょうか。

スタメンです。

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3分のマンチェスターCのボール保持時の回し方。

マンチェスターUフォワードのルカクとトップ下のリンガードで、マンチェスターCのゲームを作るフェルナンジーニョからのパスコースを切りに行きます。そこで両センターバックオタメンディーとコンパニーはフェルナンジーニョと同じ高さまで出て、ボールを受けると前に持ち上がり、高い位置でボールをつないでいきます。これは3分のオタメンディーが持ち上がるシーン。

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サイドバックのデルフとウオーカーがこの役割をすることもあり、ボールの出所がフェルナンジーニョ以外に4箇所もあるため、マンチェスターUは的を絞りきれません。

 

5分のマンチェスターC。

今度はデブルイネが下がって受けて持ち上がるシーン。

サネが逆サイドに来ていますね。

オタメンディーはルカクに向かって少し持ち上がり、引きつけてからデブルイネに預けることで、デブルイネがフリーで持ち上がれます。デブルイネはシルバのマークにつくエレーラに向かってドリブルし、ここで2対1を作ります。

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人についてマークする相手に仕事をさせないような戦術をとることが多いモウリーニョ監督のマンチェスターUに対して、グアルディオラ監督のマンチェスターCは、ポジションチェンジをしながら、前があけばドリブルで持ち上がることで、数的優位を作って、マークをはがしていきます。

 

9分のシーン。マンチェスターCはデブルイネが斜めに長い距離を走ってきて、シルバ、デルフ、スターリングとの間でパス交換。パスを出したら動いていなくなり、また別の場所で受けます。マンチェスターUのマティッチとエレーラのところで自由に回します。

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前が空いたところで、スターリングがドリブルを仕掛けます。

それに呼応して、ずっと前線で止まっていたジェズスが飛び出します。

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これはわずかに合いませんでしたが、効果的にパスとドリブルを組み合わせて決定機を作ろうとしま

 

 28分のシーン。この時間帯はジェズスが左サイドにいます。ドリブルでエリア内に進入。バレンシアが対応。エレーラとスモーリングがカバーするのに対し、シルバが2列目から出てきてシュートを狙います。

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ドリブルで仕掛けることで、対応する選手の他に、カバーする選手も必要になり、スペースがあきます。そこをシルバやデブルイネらが狙っていきます。

 

29分、ウオーカーからのバックパスにリンガードが詰めますが、エデルソンはトラップしてフリーのデブルイネに正確につなぎます。マンチェスターCは足元のうまさでは世界一のゴールキーパーを今季獲得したかもしれません。

 

42分のシーン。ジェズスがドリブルで仕掛けた後のボールをデルフに戻したシーン。ファーサイドでサネがフリーになります。そこを見逃さないデルフ。

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ドリブルやショートパスの崩しを散々見せられると、ボールサイドのカバーリングの意識が強くなり、離れた位置でマークが空くことがあり、普段は通らないようなパスが通るようなことがあります。攻撃のバリエーションが豊富なマンチェスターC。

サネのシュートはデヘアがセーブ。

 

これで得たコーナーからこぼれ球をシルバが決めてマンチェスターCが先制しました。

 

対するマンチェスターUも、前半ロスタイムアバウトなクロスボールにデルフが処理しきれないところを、リンガードが決め、同点で前半を折り返しました。

 

決勝点は54分、マンチェスターCの左サイドからのセットプレー。ルカクのクリアが味方にあたり、こぼれ球をオタメンディーが決めました。

 

いつも美しい崩しを見せるマンチェスターCですが、この試合は2点ともセットプレーからでした。

しかし、多くのチャンスを作り出すことで、セットプレーの機会も増えます。

多くの攻撃を仕掛け、チャンスを多く作り出したマンチェスターCが結果的に勝利した試合でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東アジアEー1サッカー選手権 日本ー北朝鮮

W杯本大会で代表のユニホームを着る選手はこの中に何人いるのでしょうか。

初招集の選手も多く、W杯本大会に向けてここで結果を出すしかない選手たちがしのぎを削る大会となりそうです。

スタメン

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ガンバ大阪が3人(井手口選手、今野選手、倉田選手)川崎フロンターレが3人(小林選手、谷口選手、車屋選手)です。ポジションが近い選手も多く、良い連携を代表に持ち込んでほしいです。

 

15分、今野選手が中央で受けると、金崎選手がポストに入り、倉田選手が3人目の動きで抜け出すも、オフサイドでした。金崎選手がダイレクトのアウトサイドで上手くフリックしましたが倉田選手がわずかに出ていました。

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北朝鮮はコンパクトに守備網をしいてきています。守備網に入るとほとんどスペースがありません。

今野選手のように間へ速いボールを入れて、3人目の動きで裏をとる狙いは有効でしょう。

 

北朝鮮の守備ブロックの外でのパス回しを強いられる日本。これを打開するのは誰のどういった崩しでしょうか。

30分、今野選手は中央の左寄りで受けると、左サイドの車屋選手にあずけて左サイドのラインぎわを上がる。車屋選手は一度昌子選手に戻す。

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ここで、昌子選手から左サイドのラインぎわの今野選手に入ったところで、車屋選手がオーバーラップを仕掛け、サイドで数的優位を作ります。今野選手→車屋選手→倉田選手→車屋選手とダイレクトでつながり、左サイドを突破。クロスに中は3対3でしたが、金崎選手のヘッドは外れました。

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2列目から今野選手がサイドに出ることで、サイドで数的優位を一時的に作り、車屋選手が突破したシーンでした。今野選手は状況を見てやるべきことがわかる選手ですね。

 

39分、中央から左サイドの裏へ流れる金崎選手。倉田選手や車屋選手が左サイドの高い位置で受けて相手サイドバックを引きつけるので、その裏が空きます。

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金崎選手の抜け出しに対して、北朝鮮も2枚で追いますが、、金崎選手は少しスピードを上げて縦に突破。正確なクロスを中に供給します。高萩選手が合わせましたが、惜しくも外れました。

こういった守備網の突破方法として、個人の力、ドリブルで1人、2人とはがすことで、スペースを作るというのがあると思います。金崎選手はマークにつかれてもはがしてクロスを入れることで、チャンスを作りました。

 

前半0ー0で終了しました。

 

56分、高萩選手→伊東選手。右サイドに入ります。小林選手が中央ですね。

伊東選手の突破力に期待したいですね。

投入直後に谷口選手からのくさびのボールをアウトサイドで少しさわってディフェンスをかわし、右サイドを突破。クロスは金崎選手に合いませんでしたが、代表のファーストプレーから見せてくれます。

 

59分、ここも谷口選手から、正確なボールが守備網の間で受ける今野選手に入ります。ここで受けるとサイドバックはサイドのフォワードだけでなくボールも見なければなりません。そこへでスペースに開く伊東選手がフリーになります。クロスはキーパーセーブ。

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今野選手が右サイドでも守備網をくずすうまい受け方でチャンスを作ります。

 

63分には、谷口選手から伊東選手へのボールをスルー。室屋選手が受けてクロスを入れました。後半右サイド が活性化してきました。

 

67分には、谷口選手から左サイドの裏へ抜ける倉田選手へ長いボールが通ります。谷口選手は正確なフィードを何度も見せています。

 

後半から投入された伊東選手は、強固な守備網を敷く北朝鮮をこの力で崩そうと何度も試みました。

スピードある突破を次も期待したいです。また、北朝鮮にチャンスを多く作られたことで、中村選手の反応の良さがわかるシーンが何度もありました。

 

後半ロスタイムに井手口選手がゴールを決め、1-0で勝利した日本。井手口選手はもっている選手ですね。

しかし、内容的には北朝鮮の方がやろうとするサッカーを明確に出した試合となりました。日本はW杯へのサバイバルの中で、仕方のない部分はあると思いますが、チームとしては崩す部分や、組織として守る部分、気持ちの部分など、課題の多い試合となりました。

 

ドイツブンデスリーガ第14節 ホッフェンハイム−ライプツィヒ

ドイツ屈指の戦術対決です。
ホッフェンハイムバイエルンに主力を引き抜かれた今季、調子が上がらない中での1戦。それでも、7位で上位に食らいつこうとしています。一方のライプツィヒは現在バイエルンに次ぐ2位。
ホッフェンハイムのナーゲルスマン監督は、注目のブンデスリーガ最年少監督で、最近バイエルンの監督になるという噂も流れました。
スタメンです。

1分、ライプツィヒはディフェンスラインとボランチの間で回しながら、少しずつホッフェンハイムが寄せて来たところで、一気にロングボールを高さのあるポウルセンへ。この時、ボール落下地点に寄るライプツィヒの前線の選手。この距離が近いことで、ヘッドの落としを受けやすくし、こんな単純な攻撃で決定機に持って行こうとします。

しかし、ホッフェンハイムの帰陣が速い。ポウルセンからベルナーに落としたところを3バックの1枚が出て遅らせて、その間に8枚で中央を固めます。最近失点が多いホッフェンハイムは守備のテコ入れをしてきた感があります。

ホッフェンハイムスローイン時のライプツィヒの守備。ボールサイドの人のかけ方が尋常ではありません。

スローインの飛距離は限られているので、ここで数的優位でボールを奪い、縦の裏へ入れて、そこでも数的優位を作り突破しようという狙いが見えます。

すごく特徴的なシーンがありました。
13分、ライプツィヒはケイタが得意のドリブルで持ち上がり、中央に前線の4枚が集結。そこへ縦パスを入れ、カットされますが、奪い返してショートカウンターで決定機を作ろうとします。

ライプツィヒはボールが入る位置で数的優位を作ります。特に中央で誰かにボールが収まれば、決定機になりやすいです。ここは奪ったホッフェンハイムが素早くサイドに広げて、逃れました。

同じく13分、カイガーが奪ったボールに対して寄せてくるライプツィヒ。しかし、ターンしてかわし、サイドチェンジ。カデジャーベグがドリブルで運びます。

ボールサイドに寄せていたライプチッヒの選手はボールに行けません。
エリア付近でようやくハルステンベルクが寄せたところで、カデジャーベグのクロスにルップのダイレクトで3人目の動きでアミリが決めました。この最後の連携も見事でした。

ボールサイドに人をかけるライプチッヒに対し、有効なサイドチェンジで決定機を作り決めきったホッフェンハイム。ナーゲルスマン監督の狙い通りでしょう。

ナーゲルスマン監督の指導法として、映像を使って指導する方法があるらしい。横6メートル、縦3メートルくらいの画面が練習場に置いてあって、映像を見ながらこういう動きをしてくれと指導するらしい。いくら口で言ってもなかなか伝わらないことがありますが、自分の動きがすぐに映像でフィードバックされれば選手も納得するというのはあるでしょう。

前半は1-0で終了するも、後半3点を追加したホッフェンハイムが4ー0で勝利しました。

ホッフェンハイムは奪った後の密集を早い判断でサイドを変えたり裏を狙ったりすることで回避し、逆に決定機を作って勝利しました。

イングリッシュプレミアリーグ第15節 アーセナルーマンチェスターU

アーセナルは現在リーグ3連勝中で4位、一方のマンチェスターUは2位です。

マンチェスターUは次節、首位のマンチェスターCとの直接対決を控えています。

アーセナルホームでの一戦です。

スタメン

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4分、マンチェスターUバレンシアが高い位置でサイドチェンジのパスをカットします。

 そのまま持ち上がり、中央のポグバへ横パス。ポグバのシュートフェイントに対し、4枚がブロックに行ったところを、再びバレンシアへリターン。バレンシアが落ち着いて決めました。

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カウンターからルカクが中央に入ったことで、バレンシアはそのまま持ち込めなくなりましたが、2列目から上がってくるポグバが絶妙な引きつけるプレーを見せました。

 

10分にも高い位置でボールを奪うマンチェスターU、リンガードがボールを追いかけ、ムスタフィのパスをルカクがカット。奪われたムスタフィが寄せて来ます。

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ルカクはかわして、斜めに長い距離を走るマルシャルへ、そこへさらに斜めに付近を走り抜けるリンガードへスイッチ。スピード感あふれるショートカウンターが決まりました。

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 カウンター時に、スペースがあるところで、マルシャルのように斜めに長い距離を走ると、ディフェンスは引っ張られてスペースが空きます。このシーンではルカクがマルシャルをそのまま使いましたが、マルシャルがあけたスペースを自ら使うこともできました。

 

このプレーでムスタフィが負傷。イウォビが入り4バックにするアーセナル

 

マンチェスターUは守備の固いチームです。

32分のこのシーンでは、エジルが前を向けないと見ると、ディフェンスラインを2メートルくらいすっと上げます。これにより、守備網はコンパクトになり、ディフェンスラインの前でアーセナルの使えるスペースは少なくなります。

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これをどう崩すか見ていると、さすが、サンチェスとエジルですね。

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エジルはサンチェスに落としていなくなります。バレンシアエジルについていきスペースが空きます。コラシナツを使ってそのスペースで受けるサンチェス。

よく、コーチにフォワードはボールをはたいていなくなれ‼︎と言われたのを思い出します。

まさにこのスペースを空ける動きのことを言っていたんですね。

マンチェスターUの見事なラインコントロールに対する、エジルの見事なスペースメイクとサンチェスのスペースの使い方でした。

 

後半に入り、反撃するアーセナル

サンチェスが右45度のエリア付近で持つ。昔のデルピエロゾーンというやつですね。

この位置で持つとドリブル、シュート、パス。なんでもできるサンチェス。

ディフェンスラインとキーパーの間へのクロスを選択。ラムジーが抜け出し、ラカゼットに折り返して決めました。2ー1

 

しかし、マンチェスターUはカウンターからポグバが粘り、クロスにリンガードが決めて3ー1として試合を決めました。

 

 

Jリーグ最終節 川崎ー大宮

できれば生で見たかったこの試合。

なにやら忙しい先週末で、しっかり見るのが遅くなってしまいました。

勝てば初優勝の川崎とすでに降格が決まっている大宮の最終節での対決。

まあ、結果はみなさんご存知だと思いますので、いかにして優勝を決めたか、試合を見ていきたいと思います。

スタメン

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川崎はこれが今季のベストメンバーですかね。

 

風間監督のサッカーを受け継ぎつつ、守備面での改善に成功した鬼木監督。

どんな崩しを見せてくれるでしょうか。

 

いきなりきました。

1分、右サイドの家長選手が後ろを向いてキープ。エウシーニョ選手に落とし、中村選手が同サイドに流れたところへダイレクトパス。エウシーニョ選手は内側から猛然と上がる。そこへ中村選手からダイレクトで足元への速いパス。これが通り、エウシーニョ選手が抜け出します。

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そして抜け出したエウシーニョ選手に対して、前線では小林選手が右サイドへ斜めに走り、ディフェンスを引きつけます。そこへ左サイドから阿部選手が上がってきてフリーで受けます。

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阿部選手が豪快に決めて1-0

中村選手からエウシーニョ選手へのパスはダイレクトで上がってくるエウシーニョ選手の足元への速いボールだから、大宮のプレスがきつくても通りました。また、小林選手は阿部選手が使うスペースを空けるために、タイミング良くディフェンスラインの裏へ斜めに走りました。

 

14分のシーン。左サイドのフリーキックで、中村選手から左サイドライン側の車屋選手へ。阿部選手が裏へ抜け、そこへ縦パス。車屋選手へ戻したところで、中村選手が阿部選手のいたスペースで受ける。ディフェンスの目線が中村選手へ集まったところで、車屋選手がディフェンスラインの裏を取りました。そこからのクロスに小林選手が合わせましたが惜しくもキーパー正面でした。

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サイドバックを含む3人の関係でサイドを崩す狙いが見えますね。この場面では、阿部選手が裏へ抜けて受けることでディフェンスを引きつけ、空いたスペースで中村選手が受けると、車屋選手が裏へ抜けました。三角形を作りながら、3人がそれぞれ1回、タイミング良く動いてボールを受けています。

 

川崎の追加点は前半のアディショナルタイム

左サイドでボールを持つ家長選手。ディフェンスが寄せたくなるようにボールを少しさらし、来たところで一気にスピードアップ。緩急で抜き去り、中央へ小林選手ピンポイントクロス。

少しファーへ逃げてディフェンスの死角に入る小林選手に合わせました。

小林選手は左隅にヘッドを叩き込み、2ー0

先制してから最後のところで崩しきれなかった川崎でしたが、こういう時こそ個人技ですね。

家長選手の見事な駆け引きからの突破でした。

 

この選手のことを言っておかなければなりません。

大島選手です。

46分のシーン。

家長選手から受けるボールに対して、茨田選手が狙っています。普通にトラップすると引っかかる場面ですね。そこで、トラップする前に1度右へ行くと見せかけ茨田選手の寄せる位置をずらし、後ろ向きでターンしてフリーの中村選手へ当てます。

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低い位置で大島選手がこういった細かい技術で確実につなぐことで、川崎のサッカーは成立しています。相手がしっかり見えているからできるプレーですね。日本代表でも、この選手の技術は十分に通用するかなと思わせるプレーをやり続けています。

 

3点目のシーンもすごいパス回しから生まれました。クリアボールを中村選手、小林選手、とつなぎ、リターンを受けたシーン。右サイドからエウシーニョ選手、中央では家長選手、小林選手が裏を狙います。

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この抜け出しもすごいですが、ディフェンスが入ったので、中村選手は阿部選手へ横に出します。

ここで家長選手と小林選手が動き直し、もう一度裏へ出ます。家長選手にスルーパスが通りそこからのクロスに小林選手がファーで合わせました。

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クロスやスルーパスフォワードが受けようとしてパスが出ず、そこですぐに動き直しをされると、ボールの状況も見ながらのディフェンス側はマークがつきにくいですね。

 

81分には小林選手がPKを決めて 4ー0

小林選手はこの大事な試合でハットトリック、そして単独得点王ですね。

 

アディショナルタイムに長谷川選手が決めて5ー0で終了。鹿島が引き分けたため、川崎の優勝が決まった瞬間の映像を見ることができました。

 

風間監督から引き継いだ鬼木監督、良いところを引き継ぎつつ守備面を強化し、見事に頂点に立ちました。