レアルークラブアメリカ

レアルスタメン
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クラブアメリカスタメン
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レアルが日本で観れる。しかも、かなりベストメンバー。

前半4分、クラブアメリカのコーナー。エリア内に6枚。3枚はペナスポット付近で固まっている。キーパー前に1枚、ニアとファーに1枚。キーパー前の選手はニアへ、3枚はニア、中央、ファーへ。ボールは速くニアへ。クラブアメリカの選手が触るも惜しくもボールはファーへ流れる。クラブアメリカはセットプレーを生かしたい。

前半8分、クラブアメリカのバックパスにベンゼマが詰める。クラブアメリカのセンターバックがコースを作って受けるがロナウドは連動せず。慌てて寄せたクロース。クロースがマークしていた中盤にパスが通ってフリーになる。鹿島も、ロナウドのサイドからうまく組み立てれば、数的優位を作って高い位置で柴崎、小笠原、永木あたりがフリーになれるかも。

と思ったら、前半8分のクラブアメリカのボールキープ。中盤から左センターバックに下げたところをモドリッチが追う。センターバックに下げるとベンゼマ、そして右センターバックにはロナウドがハイプレッシャー。右サイドに出すとマルセロ。すぐに修正している。

前半10分、レアルのモドリッチのプレー。中盤から縦パスを狙う相手選手がいる。パスコースを開けて足を出せばギリギリ届くようにポジションを取る。動きに合わせてサイドステップで微修正。パスが出た瞬間に足を出してボールカット。自分の足が出る距離。敵のパスコースを常に把握し続ける察知能力。相手にパスを選択させる見せ方。すべてが詰まった芸術的ボールカット。体格に恵まれないところを頭と運動量と技術でカバーする日本人が目指すべき選手。

前半11分、クラブアメリカは右サイドでイバラがスピードに乗って仕掛ける。マルセロが付いていたが、見失ってナチョが対応。少し後手に回る。縦気味に切ったところをマイナスに出されてシュートまでいかれた。マルセロの対応とカウンター時のセンターバックの対応に鹿島はチャンスがあるか。セルヒオ・ラモスやペペが出てきたら違うのか。

前半20分、クロースからの縦パスが中央のロナウドに入る。ベンゼマがタイミングを見て横のスペースへ下がってくる。どうぞワンツーしてくださいという下がり方。気の使えるフォワードベンゼマがレアルの不動のレギュラーである理由がわかるワンシーン。

前半25分、ルーカスバスケスロナウドのスルーパスで右サイドからクロスを上げる。ファーサイドの1番いいポジションにロナウドベンゼマが入ろうとするも、ベンゼマがすっと譲り、大外へ。ロナウドのヘッドはポスト。見事な譲り。ロナウドさん決めてくださいができる男。そしてこぼれをしっかり狙う。

前半28分、モドリッチを手玉にとるサンブエサ。キーパーからのボールにモドリッチが全力ダッシュで寄せる。トラップミスをすればかっさらわれるところを正確にコントロールモドリッチがボールに近づいたところで縦に出して全力ダッシュでサポート。モドリッチは2回目の全力ダッシュで追うも追いつけず追うのをやめてしまう。走れる選手は、しっかり寄せてくる。ならば寄せ切ったところで再び追いかけっこをすれば、主導権を握れる。

前半35分、レアル右サイドの崩し、ルーカスバスケスがドリブル仕掛け、カルバハルに戻す。中央のクロースへ。ディフェンスラインが上がる。クロースはファーストタッチで右へ持ち出し、間を通して裏のカルバハルヘスルーパス。見事に通る。ラインを上げさせてサイドバックが2列目から裏を取る。クロースはプレッシャーを受けながら縦を狙う技術がある。

36分のクラブアメリカ、カウンターからセンターサークル付近の右サイドでベラルタがボールを受ける。バランが対応。この時サポートはウィリアムが一瞬早く追い越していく。つまり、局地的に2ー1の局面。ここでバランは待たずにボールに寄せ、ベラルタにウィリアムへのスルーパスを出されてしまう。バランは味方の下りを待つべきだったか。鹿島もカウンターから2列目の飛び出しで先に出れればチャンスが作れるかも。

前半40分のマルセロ。クロースがボールを持つと、左サイドから中央に入ってきてボールを受ける。左サイドにルーカスバスケスが張っていたので、ライン際ではなくこの位置で受けると次にパスコースが多い。でもサイドバックの選手はなかなかこの位置で受けられない。360度見れる選手が少ないから。マルセロはこの位置からスルーパスも出せるしシュートも打てる世界最高クラスの攻撃力を持つサイドバックだ。西や山本はどういう気持ちで見ているだろうか。

41分のレアル、カルバハルがボールを持つと、モドリッチがスピードアップ。相手ボランチを振り切り、中央から斜めに右サイドへ、そこに斜めに縦パスが出ると、モドリッチがスルー。その先にはロナウド。右に持ち出してヒール。再びモドリッチが受けようとするも合わず。しかし、サイドバックからの1本のパスがここまでチャンスになるかというようなモドリッチの見事な動き。

あれそういえばルーカスバスケスはどこにいる?右サイドに張ったり左サイドに張ったり。今は左にいたと気付いた前半ロスタイム。右サイドでロナウドモドリッチロナウドモドリッチとつなぎ、中央やや左のクロースへ、中盤の選手はロナウドモドリッチの対応にかり出され、クロースがフリー。たまらずベンゼマについていたセンターバックが寄せる。ベンゼマがうまいのは、クロースに出る前にクロースに向かって少し走ることで、マーカーがクロースにそのまま行きやすくしたことだ。たぶんベンゼマならねらってやっている。そこでクラブアメリカはサイドバックがカバーしたいところだが、左にいるルーカスバスケスが気になり絞りきれない。ベンゼマへクロースからの見事なスルーパスベンゼマが落ち着いて決めた。バイタルエリアでプレッシャーを受けながら6本のパスが通ると、ビッグチャンスになる。

前半1ー0

後半7分のレアルのプレス。キーパーにベンゼマ、右サイドバックに出るとクロース、センターバックに出るとカゼミーロ、右中盤に出るとマルセロ、カゼミーロが相手センターバックまで出る。その傍でロナウドは立っている。しかし、もし奪ってすばやくロナウドに預ければキーパーと1ー1になれる。ボールを奪ったらロナウドに出すという共通理解があるだろう。

後半19分、モドリッチの反転。味方が横にいたのでディフェンスは寄せればその味方にパスを出すと思い、寄せてパスコースを切ったところ、モドリッチがそれを読んでアウトで反転。見事に抜き去った。相手の動きを読んで逆を取るプレー。しかもバイタルエリアで簡単にやるから恐ろしい。

後半29分、クラブアメリカの右サイドにボールが渡り、ロナウドが中から追う。この時パスコースは縦の近いところと斜めのフォワードの2つ。マルセロは縦のマークに着くと見せかけ、パスを出すタイミングで中へ進路変更。見事にボールカットした。パスの出し手にパスコースが空いていると思わせる見事な動き。

後半ロスタイムに入っても両チームの運動量は落ちない。最後までプレスの掛け合いをする見応えのあるゲーム。締めくくりは後半ロスタイムのロナウドのゴール。見事なゴールだが、ロナウドがこの時間まで走り続け貪欲にゴールを狙う姿勢を出すことに、今のレアルの強さを見た。スター軍団は走るチームになることで無敗記録を更新する強さを身につけた。

鹿島アントラーズがどこまでやれるか。
劣勢に立たされてからの強さは日本一。
決勝はワクワクする試合が見たい。