ロングスロー

プロのサッカーではあまり使わない(J2では使うチームもあるが)ロングスローについて考えてみたい。

高校サッカー選手権の試合(東海大仰星富山第一)を見ていた。両チームのサイドバックの選手はロングスローが使える。30メートルは投げるのか。ロングスローから直接というシーンはなかったが、山なりのボールでは、クリアのヘッドも飛びにくく、こぼれをシュートまでいくシーンは何度かみられた。

思うに、スローインのボールを保持してクロスを上げるよりも、チームとしての約束事が実行されやすく、緻密に人も配置できるというのはあるだろう。

ヘッドの強い選手がいたり、相手に強い選手がいないようなときにも有効だろう。プレミアリーグの下位チームがフィジカルまかせのパワープレーでスター選手揃いのチームに対抗するのはよくある話だ。

背筋を鍛える懸垂とストレッチで飛距離を伸ばすトレーニングをしたと、東海大仰星の選手のエピソードが紹介されていた。特にサイドバックの選手は持っていた方が良い技術だ。後半ロスタイムで1点ビハインドの状況ではロングスローが使いたい場面もあるだろう。

相手に対して自分たちが、ある特定の選手だけでも勝っている要素を見つけ、そのためのチーム戦術としてロングスローのような方法を見つけていくことは大切だ。

他にもスピードを生かしたり、キックの精度を生かしたり、チームの仲間の光るところをチーム戦術に落とし込めれば、選手を生かせるチーム作りができそうだ。