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soccer note

毎日1試合見てブログを書くことを目標に、日々サッカーの面白さを追求していきます。

高校サッカー選手権 東海大仰星ー東福岡

高校サッカーの季節ですね。この試合が高校最後になるかもしれない。そんな思いが熱いサッカーを展開する。技術ではプロには劣るが見ていて面白いのは熱さ、思いが伝わるから。

前半1分、東海大仰星は戻したボールを、ディフェンスラインの選手がそのまま前線へキック。プレッシャーがかかると蹴ることを迷わない。サッカーにおける1つの大きなリスクを排除していると言える。

前半4分、東福岡は左サイド深い位置でボールを持つ。ボールアプローチに左サイドのMF、残りの3枚のMFと4枚のDFが全てエリア内で2ラインの陣形を整えている。対する東福岡は4枚がエリア内へ。圧倒的な数的有利と美しい守備陣形のライン。結局クロスはミスになる。

前半10分、東福岡は磐田内定の藤川が中央で少し下がりながら後ろ向きで受けて、ダイレクトで落とし、すぐさま動き直してディフェンスラインにあいたスペースをうかがう。そして、大阪内定の高江が横にドリブルしながら中盤のスペースをあける。しかし、東海大仰星は1人が出てあいたスペースへのカバーが早く、なかなか効果的にスペースをあけられない。

前半13分、スペースがあかないとなると自ら打つという選択肢もある。東福岡の高江のミドルシュートはバーを叩く。

前半14分、東海大仰星は左サイドから6番面矢のロングスロー、エリア内には3枚がボール軌道下に、ファーに1枚の4枚。エリア付近のこぼれを狙うのに2枚。東福岡の高いディフェンスにクリアされる。
それにしても1回戦からぶれない東海大仰星のロングスローでの攻撃。

前半29分、東海大仰星はまたも左サイドから面矢のロングスロー。同じ陣形で攻める。ファーサイドにいるのは10番の松井。ガンバ大阪の下部組織にいながら、ユースには上がれなかった選手。このチームでは1番技術がある。スローインのボールが入り、ディフェンスがボールウオッチャーになる間に、中央のスペースへ、そこにヘッドですらしたボールが入り松井は倒されてあわやのシーンを作る。

ディフェンスラインから丁寧につなぐサッカーをする東福岡、ボールをクリアしたりアバウトにけるというプレーはある意味ミスということになる。一方、カウンターを狙い、ボールを持つ選手にプレッシャーがかかればけることがナイスプレーになる東海大仰星

0ー0だと延長なしのPKになる。この展開ならPKになることが受け入れ難いのは東福岡。

前半終了。0ー0
心理的には東海大仰星が有利か。

後半14分から17分、東海大仰星は右サイドからロングスロー、左サイドからロングスロー、左コーナーキック、左サイドからロングスロー。東福岡はゴール前での守備を余儀なくされる。

後半21分、東福岡は高江が左サイドでボールを持つ。ディフェンス3枚を引きつけ、中央のエリア内手前にあいたスペースに走りこむ藤川へパス。藤川フリー。インサイドで狙うもキーパーキャッチ。東海大仰星のように、ボールへのプレッシャーが速くボールに人数をかけるチームには、ドリブルで引きつけること、あいたスペースに走りこんでボールを受けることが大切だ。それでも判断を早くしないと、ディフェンスの寄せるスピードに負けてしまう。

後半25分、東海大仰星が先制、コーナーキックから中央にいた2枚のうち1枚がファーに逃げ、もう1枚がマーカーをブロック。ファーでフリーのヘッドの折り返しから中で押し込んだ。セットプレーで緻密にゴールまでが計算されている東海大仰星

後半34分、密集する東海大仰星の守備に対して、東福岡はサイドチェンジで揺さぶろうとするも、サイドチェンジのボールはカットされる。前半からよくあったが、サイドチェンジに対応するため、1人はボールによらないようにしながら、チームディフェンスをしている東海大仰星。ボールサイドには中盤の選手がカバーに入ることで、サイドバックをサイドチェンジに対応させている。そしてサイドチェンジのクリアにも、2ラインの中盤が先にボールにさわれるようにスライドしている。

後半36分、左サイドのスペースでボールを受ける東海大仰星。迷わずコーナーフラッグ付近のスペース目指してドリブル。最も安全な位置で時間を使うことをいとわない。

後半ロスタイム、東福岡はパワープレーのように前線に人を集めているが、ことごとくはね返す東海大仰星最後まで自分たちのサッカーをやらせてもらえなかった東福岡、一方、自分たちのサッカーをやり続けた東海大仰星

東海大仰星の選手は例えば東京オリンピックを目指すような選手はいないかもしれない。でも、この試合で少なくとも3人は東京オリンピックを目指す選手がいるタレント軍団に勝利した。東海大仰星もチームコンセプトは周りを助けるために走るサッカー。この試合にすべてをかけて、全員がチームのサッカーを実践した東海大仰星の見事な勝利だった。
次は青森山田との準決勝。楽しみだ。