高校サッカー選手権決勝、青森山田ー前橋育英

青森山田スタメン
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前橋育英スタメン
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将来この中から日本代表が出るかも、そんな期待も込めてスタメン掲載。
クラブユースに上がれなかったから高校の部活に入る選手も多い。でも、日本代表には高校サッカー出身者も多い。中村俊輔は横浜のユースに上がれず桐光学園へ入り、本田圭佑は大阪のユースに上がれず星陵へ入って、高校で活躍してプロ入り、その後日本代表の中心選手まで上り詰めた。挫折を味わった選手が別の環境に身を置くことを受け入れ、悔しさをバネにひたむきに努力する。やがて順風満帆に進んできた選手との間に差が生じる。悔しさを味わったものしか得られない果実による差。そんな高校サッカー選手権の決勝では、将来の日本代表選手がいることを期待せずにはいられない。
そしてもう一つ期待したいのはプレーのひたむきさ。一瞬一瞬に全力を尽くす。そこに、感動がある。

前半23分、先制ゴールは青森山田、右サイドの嵯峨に出たところで、鳴海が中央から右サイドの裏を狙う。ディフェンスラインはオフサイドを狙ってラインを止めたが、逆サイドのディフェンスが残っていた。一方鳴海は斜めに長い距離を走って最後は横に走って、ボールが出る瞬間に縦に方向転換。見事に右サイドを抜け出す。鳴海のクロスは少しクリアミスもあり、高橋が決めて今大会5得点目。シュートはディフェンスに当たってコースが変わったか。

前半35分、前橋育英は中央のゴールから40mの位置からフリーキック。角田の左足は壁を越えてディフェンスの裏へ、ゴールキーパーも出られないボールに左サイドから縦に抜けると見せかけ中に進路を変えて走り込んだ松田が合わせるもシュートは枠の外。

前半45分、青森山田に追加点、バイタルエリアでこぼれ球を嵯峨がダイレクトで鳴海へ出して裏を狙う。鳴海はダイレクトで浮き球のパスを裏へ、嵯峨はディフェンスが来ているも迷わずシュート。これが決まって2ー0。いい位置で陣形が整う前にダイレクトが2本入ったことが大きかった。

前半終了2ー0

後半6分、高い位置で横パスをカットした住川、タイミングよく追い越すアンカーの住永へスルーパス。これを住永はシュートも打てたがダイレクトで中の鳴海へ、鳴海はキックフェイントで一人外して右足シュートもポスト。シュートまでの一連の流れは完璧だった。前橋育英は横パスを高い位置でカットされたのが痛かった。

後半11分、廣末からのパントはレーザービーム。これが鳴海へ、鳴海から右サイドの嵯峨へ、嵯峨のクロスに中は3ー2の攻撃の数的優位。鳴海がクロスをワントラップして落ち着いて決めた。3ー0

後半13分、またも廣末からのキック、中央で郷屋がすらし、鳴海が裏で受けてそのまま決めた。4ー0。これで鳴海は今大会6点目。得点ランクトップに立つ。

後半17分、前橋育英は左サイドバックの渡邊がこぼれ球に後ろ向きでボールを持つ。鳴海が激しくボールを奪いに行く。背負った状態になるも渡邊はボールを戻さない。鳴海が足を出して奪おうとするところを見事に反転、鳴海を抜き去った。劣勢でも個人で打開しようとする渡邊のプレー。渡邊は鳴海と同じ2年生。

後半43分、青森山田はもう1点追加し、5ー0。

試合終了。最後は差がついた。
前橋育英は2年生6人がスタメン。来年に期待。
青森山田は念願の初優勝。総合力の高いチームだった。