横浜ー札幌

横浜スタメン

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札幌スタメン

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開幕戦快勝の横浜、斉藤学のプレーは特に注目したい。

 

前半3分、右サイドからボランチを経由して斎藤へ。速いサイドチェンジで斎藤にボールを入れれば、札幌も斎藤にタイトにつくことはできないので、受けた時の斎藤の状態がいい。そして新井がオーバーラップすることで、斎藤へのプレッシャーが減る。サイドバックはオーバーラップした新井を見てボランチが斎藤を見ざるを得ない。縦があるのである程度中を向かせるのは仕方がないが、中に入り込む選手には注意が必要。冨樫が裏に走りディフェンスラインを下げ、できたスペースに2列目からバブンスキー。開幕戦でもあった形。この時冨樫、バブンスキーで小さな2対1ができる。ここは、札幌の左センターバック福森の冨樫を捨ててバブンスキーのトラップぎわを狙う見事な判断でなんとか防ぐも、横浜の1つの攻撃の形となりつつある。

 

札幌は前線からプレッシャーをかけ、運動量で相手を自由にさせない狙いがある。一方横浜はグラウンドを最大限に広く使い、相手のプレスをかかりにくくしている。

 

前半11分の斎藤、左サイドでカウンター気味に受ける。ドリブル開始。つくのは進藤。カウンターということもあり、中でバブンスキーのニアへの飛び込みによって中央の冨樫がフリーになっている。そこを左足でアーリーで狙うも、わずかに相手に触られて合わない。中が揃えば、抜く前に左足のアーリークロスもある。

 

前半24分の斎藤、左サイドで持ち、縦にポストに入った冨樫に当てる。自ら出て落としを受けるもディフェンスがクリア。

 

前半25分の斎藤、左サイドから右足で中央へ向かってドリブルのカットイン。前が開いたのでそのままシュートもディフェンスに当たる。

 

札幌は27分の左サイドからのフリーキック。中は5枚。キッカーは左足で落ちるボールがけれる福森。入り方はボールの軌道下にニアから順に5枚。ピンポイントで合えば1点のボールを放り込む。ニアに入ってきた横山にドンピシャもポストに嫌われる。ボール軌道下に複数人が走りこむ。合えば1点のセットプレーは得点の確率が高い。

 

次の28分のコーナーキックでも、札幌はボール軌道下に5人。ボールの軌道下でなければさわれない。さわれば1点のボールを入れている。

 

前半32分の札幌、左サイドの福森が持つ。松原が寄せる。サイドラインぎわの田中へ縦パス、マルティノスが寄せる。田中は中の兵藤へ当ててそのまま中へ走りこむ。開いたサイドのスペースへ福森が出る。兵藤から福森へ。サイドの選手が中へ預けて中へ走りこむことでサイドのスペースを空ける攻撃。グアルディオラマンチェスターシティーでもよく使う攻撃。福森は左センターバックだが、フリーキックも蹴るし技術もある。

 

33分の斎藤、天野が中央で持つとサイドに下がりながら開く。ボールを受けると縦に2回触ってから中に右アウトで大きく持ち出して右足シュート。かつてデルピエロが得意としたエリアからの右足で巻いたシュートは惜しくもはずれる。

 

39分の斎藤、新井からボールを受けるときに中を天野が上がっていく。斎藤は右足のヒールでダイレクトで天野へ流す。

 

40分の横浜。札幌の石井が中央でドリブル。喜田は少し下がりながら、次のタッチの瞬間、少し長いと見るや一気に前に出てボールを奪う。相手に下がると見せかけておいて、タッチしてボールが足から離れた瞬間に出る。ショートカウンターでそのまま前線で裏へ走る冨樫へ、シュートは惜しくも右に外れる。

 

45分の斎藤。松原から冨樫のポストを経由して、天野、斎藤とつながる。ポストが入るだけでディフェンスは下がらざるを得ず、サイドは絞らざるを得ず、斎藤はボールを受けやすくなる。ここで新井が斎藤の中からインナーラップすることで、進藤がつく。札幌センターバック間にスペースができる。

そこを狙うは天野。走りこむ天野の足元へ斎藤から右足インサイドのピンポイントパスが通る。天野の左足シュートはディフェンスに当たる。

 

前半終了、0ー0

前半だけ見ても斎藤は様々な攻撃パターンから決定機を作る危険な選手であり続けている。

 

後半1分、相手のパスミスを新井がダイレクトで斎藤へ、相手のボールから奪ってダイレクトだと斎藤が受けやすい。石井がついて進藤がカバーする札幌。中のスペースがあく。そこに走りこむのはバブンスキー。またも斎藤の右足からピンポイントのボールが出る。兵藤が戻ってきていることに気づき、斎藤のボールが少しバウンドしていたこともあって、ダイレクトで左足を振り抜く。これが見事に右隅へ決まる。1ー0  ヨーロッパの選手はキック精度が高いというがバブンスキーもいい左足を持っている。

バブンスキーバルセロナの下部組織出身の選手。

 

後半4分、斎藤は新井からの縦パスをトラップすると見せかけ反転、ボールを流して縦に抜ける。また違うパターンが出た。

 

後半7分、斎藤が進藤にプレッシャーをかけて奪う。右足でカットインしてシュート。キーパーセーブも冨樫が詰める。2ー0

 

後半16分、クリアボールに斎藤が抜け出して、キーパーをかわそうとするも、クソンユンの好セーブ。斎藤の使えるスペースが増えてきた。

 

後半19分、バブンスキーのドリブルからスルーパスは惜しくも冨樫に通らず、こぼれを斎藤がシュートするも外れる。しかし外しても笑っている斎藤。この試合斎藤の笑顔は何度も見られる。

 

後半26分、右サイドで受ける斎藤。中から縦に抜けるバブンスキーにヒールパス。縦に行くと見せかけ中へ走る。そこへバブンスキーから斎藤へまたヒールパス。2人は本当に楽しそうに共鳴し合う。

 

後半27分、天野から右サイドの斎藤へ、斎藤から縦に抜けた天野へ。天野のクロスにウーゴビエイラがニアで合わせる。3ー0

セルビアリーグで20点をあげたストライカーが開幕から2戦連発。

 

試合終了3ー0

 

それにしても楽しそうにサッカーをする横浜の選手。新加入の選手と斎藤の融合がJリーグを支配するか。

斎藤が前節浦和に勝った後に言っていた。「素晴らしいチームができました。」

自分の目で確かめられてよかった。その言葉に嘘はなかった。次節からも注目だ。