2017 J1 第6節

川崎ー甲府

甲府は奪ってから手数をかけず裏のウイルソンへ縦パスを狙う。

後半ロスタイムに途中出場のドゥドゥが

右サイドで受けて反転、この反転の仕方が実にうまかった。相手を背負って、ファーストタッチでボールをずらし、相手が足を出してきたところを、サポートに挟みに来たもう一枚のディフェンスとの間を抜けた。そのまま逆サイドへグラウンダーのアーリークロスが通り、途中出場の河本が決めた。

1枚残っていた川崎の奈良はアーリークロスの際に、オフサイドを狙って一瞬下がる動きを止めたが、ギリギリのタイミングでオフサイドにならなかった。アーリークロスにディフェンスラインを止めるのは、スルーパスよりも難しい。アーリークロスの対応は、相手がファーにいると相手とボールを同時に見にくい。

その奈良は直後のコーナーで直接頭で決めた。ニアの方向に5枚が飛び込む中でニアからファーへボールの行方を見ながら下り、ボール落下点でフリーになった。下がりながらコースを狙うヘッドで決めた。身体能力が高い奈良は、駆け引きで相手を上回るようになれば、日本代表に入ってくる。

1ー1

 

セレッソ大阪ー鹿島

鹿島ではセンターバックでレギュラーになりきれなかった山村がトップ下に入っている。かつてロンドンオリンピック代表ではボランチ。どこでもできる万能選手だ。

後半、セレッソのカウンター。杉本が右サイドで相手を背負いながら受けてソウザへ戻しそのまま下がってくる。この動きでディフェンスを連れてくることで右サイドに大きなスペースが空く。ここに関口が走り込み、右サイドを突破。中では植田と山村が1ー1。山村はファーへ走り植田の視界から消える。関口が顔を上げるタイミングでニアへ急進。キーパーの前で頭で合わせた。植田は完全に相手を見失った。視界に入らないところから走り込まれるとマークにつくのは難しい。フォワードは、自分が使いたいスペースでフリーになるために、ディフェンスの視界から消えることを意識すべきだ。

カシマスタジアムで鹿島の相手チームのメンバーで山村は見事に結果を出した。

1ー0セレッソ大阪勝利

 

ガンバ大阪ー広島。

広島の攻撃、中盤の中央で受けた柴崎は右アウトのダイレクトでロペスへ、このタイミングで工藤は左サイドから斜めにディフェンスラインの裏を狙う。ディフェンスラインが少し下がる。ロペスはダイレクトでフェリペへ、ダイレクト2回のタイミングで裏抜けも入ったことでディフェンスラインと中盤の間にスペースが空く。そこで受けたフェリペのミドルシュートはバーに当たるも、こぼれ球に、裏に抜けていた工藤が動き直していちはやく反応。頭で押し込んだ。

1ー0広島勝利。

 

浦和ー仙台

前半、関根の右サイドからのクロスにファー興梠が決めた。ディフェンスの後ろに隠れて視界からディフェンスの視界から消え、クロスのタイミングで走り込んで高い打点で決めた。

前半で4ー0とした浦和。後半に柏木が中央で持つ。興梠と李が裏を狙う。興梠が左サイドの裏を狙うことで、ディフェンスが一枚下がり、ディフェンスラインにギャップができる。これを利用して李がラインギリギリで柏木からスルーパスを受けて決めた。柏木も、興梠の方を見ながら李に出す技術を見せた。李が落ち着いて決めて5ー0

7ー0浦和勝利

 

大宮ー神戸

大宮のバックパスをカットした渡辺、左サイドからのグラウンダーのクロスに、赤坂が決めた。特に緩急もつけずに得意の左足に速いボールをくださいという走り込みに要求どおりのボールが入り、ディフェンスが足を出すことを予測して股抜きでシュートをファーサイドに決めた。恐るべき19歳の2試合連続ゴール。

さらに神戸はロングスローからこぼれ球を岩波が決めた。ニアサイドで混戦になる中、1人だけファーサイドでボールを待つ。こぼれてきたら決めようという待ち方。そこへこぼれたボールを豪快に決めた。点を決める時は、他はあきらめるけどここにきたら決めるという意識を持つことで、すべてを守る意識を持たないといけないディフェンスよりも優位に立てる。

2ー0神戸勝利

 

横浜ー磐田

注目の中村古巣対決。

斎藤が左サイドで受ける。磐田は2枚で対応。縦と見せかけ中へドリブル。マルティノスはディフェンスラの背後から中へ入ってきてディフェンスの前で頭で合わせた。ディフェンスの死角から走りこむゴール。1ー0

一方磐田は中村のコーナー、、ニアへのボールが溢れて、ファーへマイナス気味に転がる。ゴールエリアへ飛び込む選手が5枚いる中で、大井だけはファーで後ろへ下がる動き。そこへボールが溢れてフリーで左足で決めた。他の全員がゴールエリアへ飛び込む中で、1人だけ走り込みであくスペースで狙っていた。1ー1

後半、クリアボールを拾った横浜、中央で受ける斎藤。金井はディフェンスライン の背後から ディフェンスラインに並ぶ。その瞬間にスルーパス。ディフェンスから逃げながら見事に足元におさめて蹴り込んだ。ディフェンスの死角からディフェンスラインに並ぶ動きをし、オフサイドギリギリでスルーパスを受けた金井のプレー。クリアに対してボールプレッシャーとディフェンスラインの押し上げが必要な理由は 、残っていた攻撃の選手がディフェンスの死角からディフェンスラインに入ってくるから。

2ー1

 

鳥栖ー新潟

鳥栖は原川がビクトルリバルドとのワンツーで抜け出す。切り返したボールが

にビクトルリバルドが走りこむ。シュートフェイントから ボールを流して突破しようとしたところをディフェンスが足を出すタイミングで引っかかって転んだ。PKのもらい方は見事。エリア内で遅れて飛び込んでくる相手には、切り返してかわす。または切り返して引っかかるというのも日本人が学ばなければならないところだ。豊田がPKを決めて1ー0

さらに2点を決めて3ー0で鳥栖の勝利。

 

柏ー清水

清水は村田の右サイドからのカットイン。中央でチョンテセ、ファーで北川がディフェンスから離れる動きでフリーになる。村田のクロスはディフェンス に当たるも、こぼれがチョンテセの前に。アウトサイドで触るだけのゴール。こぼれに触ってコースだけを狙えるチョンテセの落ち着くは見事だった。カットインの瞬間 いディフェンスはボールウオッチャーになりやすい。そのタイミングでディフェンスから離れればフリーになれる。

 

札幌ー東京

大久保が右サイドに下がってきてクロス。ニアですらして中で東がフリーで決めた。大久保がワントップの位置から下がることで、ディフェンスはマークにつきずらい。アーセナルのサンチェスのような動きをする大久保。

一方の札幌。コーナーキックのキッカーは福森。左足のキックのスピードは速く精度は高い。ボール軌道下に6枚。その軌道は、ゴールエリアをわずかに出るぐらい。この位置がキーパーが出てもさわれない位置。もちろんボールが遅いと触れるが、福森のキックではさわれない位置。そこへ6枚がはいり、どこかで合えば1点が入る。しかも一枚は ファーからニアへ入ってくるなどポジションを入れ替えてマークをつきにくくしている。今回はジュニーニョが合わせて1ー1。キーパーが出てきたがさわれなかった。

後半、札幌はジュニーニョのミドルが丸山の顔面に、そのこぼれが兵藤へ、都倉は丸山の起き上がりが遅れているのを見て、丸山のラインまで下がって受けて決めた。2ー1

 

第6節を終えての勝ち点

神戸15 浦和13 鹿島12 ガンバ大阪11 川崎11 セレッソ11 東京10 横浜10 清水9 仙台9 鳥栖8 甲府8 磐田7 札幌7 柏6 広島4 新潟2 大宮0