ユベントスの強さ

ユベントスのサッカーを分析して、強さの秘密を探る。
2ー0で迎えた前半40分の左サイドウイングマンジュキッチのプレーにその強さの秘密がある。
ユベントスは3-4-2-1というか、4-4-1-1というか、右サイドのバルザーリサイドバックセンターバックリヒトシュタイナーサイドハーフかウィングバック。右サイドではアサモアマンジュキッチが同じような関係。
ジェノアシメオネが右サイドに流れてボールキープ。ユベントスサイドバックサモアがつく。アサモアが遅らせる間にマンジュキッチも下がってきてカバーする。2ー0でもサボらないマンジュキッチ
ジェノアスローインになり、ユベントスは左サイドでの守備。ここでの陣形に着目。ボールを受ける選手にケディラ、サイドの深い位置に上がってきている選手にウィングに入っているマンジュキッチがつき、サイドバックのアサモアは、ペナルティーエリア内の左サイドのスペースを埋めている。センターバックがつり出されてよく使われるこのスペースをサイドバックが埋めて、中を厚くしている。できる限り前線を下げて、エリア内を厚くするユベントスの守備の基本陣形。
そこからマンジュキッチがサイドの一対一でボールを奪い、イグアインへ。イグアインは相手のバイタルエリアまで下がってきている。左サイドのバルザーリに落とし、タイミング良くおりてくるジバラヘ当てる。ジバラはワンタッチで逆サイドを向き、先ほど前の方で守備をしていた左サイドのケディラへ。ここで、ケディラは中へドリブルし、ディフェンスを引き連れて再びジバラヘ、さあ左サイドに広大なスペースが空く。そこに走ってくるのは先程守備に奔走したマンジュキッチ。ジバラはダイレクトでそのスペースへボールを流し込む。クロスに中は3枚(ジェノア4枚)。クロスはクリアされ、こぼれがマンジュキッチへ、角度のないところからダイレクトでゴールに流し込む。
全員守備、全員攻撃。それがユベントス
攻撃時には技術のある選手を起点にピッチを広く使って運動量を使ってチャンスを作る。そして前線の選手決めきる能力が高い。
勝利のために必要な能力が高く、勝利のために必要な戦術で、リードしていても戦術を遂行するための約束事を守り続けることができる。そこに、乱す選手がいないことがユベントスの強さ。イグアイン、ジバラ、マンジュキッチ、我が強そうな選手たちがチームのルールを守って結果を出し続ける。
ついでにもうワンプレー紹介したい。
ユベントスの中盤に君臨するマルキージオ。運動量があり、技術もあり、そしてハートもある選手だが、やはりうまさがあるからこのポジションでユベントスで試合に出られる。
前半42分のジェノアがカウンターを発動しようとするとき、相手の左利きの選手がボールを持ち右サイドを見た。そこにフリーの選手がいて
通ればカウンター発動となる。マルキージオはその狙いをいち早く察知する。でも、パスコースは切らない。あえて開けておく。相手の一番得意な形で出させてあげる。そして見事にパスカット。相手が出したくなるコースを開けておいて、出した瞬間にコースにはいりカットする。この奪い方はコースを切るよりも格段に難しく危険も伴うが、数的不利なときなどに使えるプレーだ。