ホッフェンハイムの強さ

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ドルトムントホッフェンハイムのスタメンはこの形でした。3-1-4-2の可変システムか。

もちろんドルトムントのトゥヘル監督も戦術家として有名だが、今回は、若干29歳、ホッフェンハイムのナーゲルスマン監督の戦術に注目したい。 

 

ボールを保持するときに 、3バックとアンカーのルディとキーパーで回す間に、ちょうど最初にのせたフォーメーションの形のようにウイングバックが高い位置を取る。特にボールサイドは高い。そうすると、相手がこの3バック+アンカー+キーパーで回すときに例えば3枚でうばいにきたとすると、相手のディフェンスラインは2トップにつき1枚余るので5バックのようになり、中盤は2枚しか残らない。広大なスペースが空くので、グラウンダーのくさびなどは非常に通りやすい。しかも、前線にボールが入るときに、インサイドハーフのデミルバイとクラマリッチは2列目から前線に飛び込んでいく。5枚で回し、6枚で決める。ナーゲルスマンのこの戦術はアメフトに例えられるようだが、ロングボールだけでなく、スペースが空いたところに正確にくさびを入れるボールも非常に多い。

 

ボール回しの中心は3バックの中心のフォクト。プレッシャーを受けても長いボールがけれる。昔よくピルロがやっていたが、ボールが来て前線の見方が動き出したのを確認すると。横パスを出すような視線から相手ディフェンスラインの裏を狙う。フォクトはよりプレッシャーの受けにくいポジションから長いボールを出しまくる。フォワードはサイドから斜めに危険な位置の裏を狙うと、ディフェンスが見ずらくてより効果的だ。

 

前半21分の左サイドで詰まって右サイドに開く3番のカデラーベックへ。クロスに対して、エリア内に5枚。フリーでいいボールが入りそうな時は中に人をかけられる。ニアとファーに一枚ずつ入り、遅れて3枚入り、ちょうどサイコロの5の目のようになっている。

 

前半28分、右サイドの3番カデラーベックが詰まって前線にアバウトに蹴る。しかし、前線に人が多いので、これが通る。前に人が多いと、こういうメリットもある。

 

前半11分にデミルバイがミドルシュートを打ちキーパー正面だった。しかし、左サイドでツーバーがいいタイミングで上がっており、シュート後に数人の選手がサイドを使えとアクションしていた。より確率の高いところという意識がチームに浸透している。

 

守備時には、 3番カデラーベックと、17番ツーバーがディフェンスラインまで下がり、5バックのようになることもある。

 

守備時に特徴のある形で奪い、カウンターを仕掛けたシーンがあったので紹介したい。

前半9分、ドルトムントが左サイドでボールを持ち攻撃、そのときホッフェンハイムの3番、カデラーベックは縦を切る。中にドリブルさせて、パスコースを狙う9番のウート、ドリブルが長くなったところを狙うアンカーのルディ。ルディが奪うと、1枚残りの14番ハーグナーに当ててカウンター発動。逆サイドではクラマリッチが一直線に前線の危険な位置に飛び込む。中で奪うメリットは、前向きで奪えたらカウンターが仕掛けやすいこと。

 

前半20分のカウンターでは、左サイドで縦を切って奪い、ルディへ。ルディが前を向くと、前線の裏へウートが走り込んでいる。そこへボールが出ると、デミルバイとハーグナーがサポートする。カウンターまでの一連の流れができている。

 

コーナーの守備、ゴールエリアのライン上に4枚、その前のペナスポット付近に4枚で2ラインのゾーン。1枚がショートコーナーgを封じ、最後の1枚が前線に残る。

 

セットプレーでの得点がリーグで一番多いホッフェンハイムコーナーキック。人の配置に注目。よくペナルティーエリア内でゴールエリアに向かって数人が走りこむが、ホッフェンハイムコーナーキックでは、最初からゴールエリア付近に5枚を配置している。そこへルディが低くて早いボールを正確に入れる。キーパーがさわれないボール。特にキック時に人は動かない。

 

2回目は3人が走り込んで5枚がゴールエリア付近で勝負している。

 

攻撃時にファウルを受けて前線でフリーキック。相手の陣形が整う前に裏を狙う。一種に手が止まるような時は裏を狙うチャンスがある。そこを見逃さない。前半42分のシーンではクイックスタートに対し、2人が裏を狙っていた。

 

まとめきれませんが、とりあえず気づいたことを書いてみた。