1秒後のイメージ

サッカーには1秒後のイメージを持つことが大切だと思うシーンが多々ある。ラツィオナポリの試合を見ながらそんなシーンを紹介。

 

ラツィオボランチ、ミリンコビッチサビッチのプレー。ナポリフォワード、メルテンスにくさびが入る。センターバックが付いている。ミリンコビッチサビッチは、メルテンスを挟むように動き出す。メルテンスは2ー1を作られると思う。ダイレクトで味方に落とす。そこで落とす1秒前に進路を変えて落とすパスコースに入りカットする。ミリンコビッチサビッチの頭の中では、もしここでメルテンスに寄せたら、2ー1で挟まれると思うメルテンスはきっとダイレクトで落とすだろう。じゃあ落とすパスコースはある?確かにある。それならメルテンスに寄せて来ると思わせよう。そして、進路を変えてパスコースにはいれば、カットできるだろう。と考えたはず。

こういったプレーができる選手は、頭がいいとか、サッカーIQが高いとか言われる。でも実際に動きながら展開される試合の中で、この考えをまとめて実行する時には感覚に頼る部分もある。小さい頃からこういった考え方をプレーに染み付かせることで、瞬時に判断して局面を変えるボールの奪い方ができる。

 

センターバックをやっていると、自分の背後から飛び出してきて裏を取られることがある。この時、死角に入ってスピードや進行方向を変えて裏を取っている。バイタルエリアでドリブルする相手選手に対し、味方ボランチの守備が遅れてスルーパスを出せる。相手フォワードはボールと同時に見れる位置から消える。じゃあどこにパスが出るかというと、そのフォワードが走りこむスペース、つまり、裏にパスが出る。ゴロか浮き玉か。でもパスコースがあればゴロで出る。シュートが打ちやすいし、時間もかからないから。そこでセンターバックは、フォワードがどのスペースに走りこみどんなパスが出るかイメージする。そしてギリギリ届く位置にポジションを取る。そしてできれば、届かなそうに見せる。そしてパスを出させてコースに入りカットする。狙ってない感を出すことが大切。