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イタリアセリエA第5節 ラツィオーナポリ 屈指の好カードから読み解くナポリの戦術

ラツィオ3勝1分、ナポリ4勝で迎えた第5節、ラツィオのホーム、オリンピコでの上位対決。セリエAファンの自分としては見逃せない1戦。ナポリの魅力的なサッカーはここでも見られるか。

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 前半1分、ナポリはキックオフのボールを右サイドの裏へ、そこに2枚が走り込み、中にも2枚、クロスまで行くもクリアされる。通れば決定機だった。ナポリのサッカーは決定機からの逆算。決定機までロングボール、マイボールにする。早いタイミングでクロス、ピッタリ合う。この条件が揃えば先制点になる。そのために役割に合った選手を配置する。

 

前半6分、ラツィオの右サイドからのフリーキック。ここでナポリの守備の仕方に注目した。ペナルティーエリアのラインになんと8枚並べるナポリ。これはゾーンディフェンスだが、明らかに狙われる位置に人を大量に配置するピンポイントゾーンディフェンス。

 

前半29分のラツィオコーナーキックの守備も特徴的。メルテンスがボールサイドのペナルティエリアの角にいる。残りの9枚は全てゴールエリア内か、その付近でゾーンディフェンスをする。この位置からでないと直接頭では決められないというところだけを固めている。ここからクリアしたボールに早く寄り、数的優位でカウンターを狙う。メルテンスのところに預けてゴールへ一直線。しかし、この場面ではカウンターになりかけたところで、メルテンスに預ける前に奪われ、ショートカウンターからデフライに決められ失点。

 

前半38分のナポリの前線の連携は、カジェホンが動かないことでハムシクに中央で決定機を作らせた。

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インシーニエがディフェンスを引き連れて受ける。左サイドへ流れるメルテンスへつなぐ。この状況から、カジェホンは右サイドで動かず、どうぞ中のスペースを使ってくださいハムシク先輩。という感じでディフェンス1枚を引き付けたまま動かず。中のスペースへ飛び込むハムシクは、メルテンスからスペースに出るパスを受けてシュート。惜しくもポスト。前線が動いて作ったスペースに後ろから走りこむ攻撃はナポリの十八番。

 

しかし、前半はリードを許す苦しい展開。

 

後半9分、コーナーキックからファーでフリーになったアルビオルがシュート。こぼれをクリバリが押し込み1-1。ラツィオのファーへのマークがずれたところを見逃さないベテランのアルビオル

 

後半11分、前半のハムシクが2列目から出てきたのと人が代わるが同じようなシーン。インシーニエが引いてきて1枚連れてくる。ここから中央にいて左サイドへ動くハムシクへ、エリア付近右サイドのメルテンスは動かない。2列目から出てくるのはカジェホンハムシクはダイレクトでカジェホンへ、カジェホンは左足でサイドネットを揺らした。2ー1

 

後半14分、メルテンスがスルーパスに抜け出し、キーパーが出てきてクリア。クリアが中途半端になると、拾って反転シュート。見事にゴールに入る。かつてナポリの英雄マラドーナが決めたようなスーパーゴール。3ー1

 

後半5分間で3点を決めて一気に勝負を決めてしまった。リードされても動じず、自分たちのサッカーを続け、流れが来た時に一気に勝負を決めてしまう。勝ち方を知っている戦い方。

 

PKでもう一点追加し4ー1で圧勝したナポリ。今年も目が離せない。