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soccer note

毎日1試合見てブログを書くことを目標に、日々サッカーの面白さを追求していきます。

ナポリが勝ち続ける理由 セリエA第6節 ナポリースパル

ナポリを率いるのは元銀行員のサッリ監督。選手としての実績があるわけではなく、監督として下部リーグで結果を出し続けて今の地位がある。そんなサッリ監督のサッカーは、監督になったかつての名選手たちのお手本となっている。そんなサッリ監督の言葉で、「カネがないならここ(頭)を使えばいい。」というのが好きだ。工夫することで、悪い環境でも結果を出し続けてきたサッリ。イグアインナポリからユベントスに移籍した昨季も、ウィングタイプのフォワードのメルテンスをワントップに据えて、3位と躍進した。いい選手をとってくるのではなく、持っている素材で最高の味を出す。今年はチャンピオンズリーグでも結果を期待したい。そんなナポリのサッカーを今日も見ていきたい。

 

スタメン

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ミッドウィークにチャンピオンズリーグフェイエノールト戦が控えている。リーグ戦とチャンピオンズリーグでここまで全勝のナポリ。総合力が試される1戦でもある。

 

 1点を先制された直後の前半14分、右サイドからドリブルで上がるジェリンスキー。中ではメルテンスアーリークロスに合わせようとすることで、ディフェンスラインの3枚がラインを下げる。その空いたスペースに入り込むカジェホンカジェホンのいたスペースで受けに行くインシーニエ。

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小さなスペースのあきかたを知っている。インシーニエが受けてダイレクトでカジェホンへ、カジェホンからのリターンがボラにカットされる。ここでナポリの強さの一つである切り替えの早さが出る。カットされた瞬間。むしろされる直前からボールを奪い返しに行くカジェホン。奪い返し、キープして動き直すインシーニエへ、一度奪って陣形が乱れたスパルのディフェンスラインを切り裂くように反転して左足で決めた。奪われた後の切り替えの早さですぐに奪い返して決めきる。昨日のアトレティコマドリードも同じだが、強いチームはここにこだわりがある。

 

後半に入り、ハムシク→アラン、ジェリンスキー→ミリク  

後半71分、インシーニエが左サイドから切り込んで右足のシュート。この時エリア内にスパルのディフェンスは8枚、一方のナポリはインシーニエを入れて3枚。

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インシーニエのシュートはブロックされて左サイドのグラムへこぼれる。グラムのダイレクトクロス。中にはオフサイドポジションのミリクとメルテンス。多くのスパルディフェンスはオフサイドと判断してクロスの瞬間に安心したに違いない。しかし、メルテンスとミリクはボールに関与せずに戻り、後ろから走りこむカジェホンがフリーで頭で合わせた。グラムはカジェホンを狙っていたし、ミリクとメルテンスもそれが分かっていて全く関与しなかった。オフサイドを逆手にとった見事なゴール。おそらく、紅白戦などで同じようなシーンがある時に、選手全員に狙いを落とし込んでいるのだろう。

 

しかし粘るスパルに後半33分に同点にされる。

 

ここで試合を決めたのは左サイドバックのグラムだった。後半38分にセンターサークル付近からドリブルを開始し、最後は右足でミドルシュートを決めた。いいチームには得点に絡むサイドバックがいる。レアル・マドリードのマルセロ、アトレティコマドリードのフェリペルイス、マンチェスターユナイテッドバレンシア、グラムもその仲間入りを果たせる能力があるだろう。

 

結果3ー2でナポリの勝利。決定機を作って得点を決める引き出しが多いナポリ。それは、日々の練習で戦術をチームに一つ一つ落とし込んでいるからだろう。