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soccer note

毎日1試合見てブログを書くことを目標に、日々サッカーの面白さを追求していきます。

W杯南米予選 最終節 ブラジルーチリ

チリはコパアメリカを2回連続で優勝しており、コンフェデ杯でも準優勝している強豪。そして、全員が運動量豊富な闘う集団。かつてビエルサ監督の指導を受けて、その次にサンパオリ監督(現在のアルゼンチン代表監督)の指導を受けて、今ではすっかり世界の強豪の仲間入りを果たした。その中心選手であるバイエルンビダルを出場停止で欠く中で、南米予選は3位につけての最終節。ブラジルのホームに乗り込んでの一戦。負ければ他の試合の結果いかんでは一気に予選敗退の可能性もあるが、引き分けならおそらくプレーオフ圏内は確保するだろうという状況の中、すでに本大会出場を決めている首位のブラジル相手にどんなサッカーを見せてくれるか。

スタメン

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 ブラジルの前半のあわや先制点かというシーンはこれ。

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パウリーニョが相手ボールからパスカットをダイレクトでネイマールへ。このダイレクトこそ決定機を作る秘訣。ボクシングで相手のパンチをかわしてそのままカウンターを当てるように、相手が出してきたところが攻撃のスイッチです。というのをパウリーニョネイマールが互いに感じている。パウリーニョがボールを奪ったところではなく、ネイマールが寄せることで相手が慌てて出したところがスイッチ。このコンマ何秒かの違いが決定機を作り出す。

 

前半は両者決め手を欠き0ー0。

このまま引き分けならチリもプレーオフ圏内は確保できる。お互いに悪くない結果になる。

 

しかし、後半に入り、ブラジルは攻勢を強める。貴重な代表戦で世界レベルの戦術が見られる。

例えば50分のこのシーン。

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チリはディフェンスラインで回すところをジェズス、コウチーニョが寄せる。ここで長いボールをグラウンダーでサイドに通すもブラジルディフェンスラインが前線のプレスに呼応してラインを高く保ちオフサイドをとる。プレスがかかった時はフォワードからディフェンスラインまでが30メートルくらいに保たれる。そしてディフェンスラインが一枚でも揃わなければオフサイドは取れない。本大会を見据えた連携を試してくるブラジル。日本は11月に対戦する時どう対応する?

 

 一方のチリも粘り強く守って個人技のあるブラジルに応戦。ネイマールのドリブルをつぶすシーン。

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このシーンで、チリはある程度外は捨てて出されたら寄せるような守備をしている。しかし中央にネイマールが入ってくると、3枚で囲い込んで奪いに行く。ここでポイントはセンターバックのメデルは行かないということ。メデルが出てしまうと、ジェズスが走りこむスペースができてネイマールがスルーパスを出せるため、メデルは我慢して、サイドバックのイスラが行く。

 

55分、ダニエルアウベスのフリーキックが鋭く落ちてブラボがキャッチできずに溢れる。このボールにパウリーニョが詰めてブラジルが先制。パウリーニョ以外にも3枚が詰めており、壁と同じラインからキーパー前に詰める。ダニエルアウベスのフリーキックはキーパーがファンブルしやすいことを狙っての練習通りの得点か。これに対応するには、壁の選手を下げるのは難しいので、壁以外の選手がキーパー前のスペースに飛び込んで先にクリアするしかない。1-0

 

56分、チリが同点に追いつこうと前に出たところで、カウンターが炸裂する。自陣でボールを奪い。一気に左サイドのネイマールへロングボール。ネイマールはシュートも打てるが中央のジェズスへ流してジェズスが決めた。カウンターはスピードを殺さないことが重要だが、ボールを奪ってからネイマールが前線にとび出して受けてジェズスが飛び込むまで全くスピードが落ちない。高い精度のロングボール、ネイマールの完璧なトラップなど全てがトップスピードで行われる。奪われてからチリが全力で戻っても間に合わないスピードで仕上げる脅威のカウンター。2ー0

 

コロンビアとペルーが1-1との情報。もしチリが2ー1にすれば得失点差、総得点でペルーに並ぶ。選手にもその情報が入る。

 

そんな中でブラボの好セーブもありしのぎながら攻撃に重心を傾けるチリ。

 

90分経過、アディショナルタイムは3分。

92分、センターバックのメデルが流れの中からゴール前まで上がり、あわやのシーンを作る。

奪ったコーナーでブラボも上がり全員攻撃。こぼれに対してボレーシュートがハンドだったとチリのアピール。しかしその間にブラジルはロングボールでカウンター。ジェズスが無人のゴールへ。3ー0

 

 

チリはW杯で見たいチームの一つだった。チリが本大会に出られないりのとこおあとあなにうぬちめいあおなんて南米予選は本当にレベルが高い。こんな戦いで勝ち上がってくるチームと日本は本大会で戦う。日本も11月のシュミレーションで厳しい戦いを期待する。