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soccer note

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DFBポカール ライプツィヒーバイエルン ライプツィヒがバイエルンを崩せる理由

ブンデスリーガで覇権を争う両チームがカップ戦の2回戦で当たってしまいました。ライプツィヒもミッドウィークの試合とはいえ、バイエルンと試合をするなら、ベストで臨んでくるはず。好ゲームが期待できます。バイエルンも監督が代わって、本来の強さを取り戻しつつある状況の中、どんな戦いを見せてくれるでしょうか。

ライプツィヒは数年間で一気にドイツの1部リーグまで駆け上がってきたチームで、バイエルンに勝ったことがないんですね。それはモチベーション高いですよね。

スタメン

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バイエルンノイアーがいないですが、両チームともほぼベストですかね。やはりこの試合はただのカップ戦の2回戦ではないですね。

 

バイエルンのキックオフ。直後からボールに厳しくプレッシャーをかけるライプツィヒ。それをいなすかのようにビダルからサイドチェンジでロッペンへ。

 

2分のライプツィヒゴールキックライプツィヒの選手は全員が中央より左サイドに入る。この偏ったポジショニングは、こぼれ球に対して数的優位を狙うためか。ボール周辺で数的優位を作り、直線的にゴールへ向かうライプツィヒと、ピッチを広く使ってサイドを変えながらチャンスを作ろうとするバイエルン。両チームのスタイルが異なるところがこの試合の面白いところです。

 

5分のライプツィヒフリーキック。左サイドから40メートルくらいの位置。ディフェンスラインと並んで6枚。キッカーはフォルスベリ。キックと同時にエリア内に飛び出し、速いボール。触れば一点のボールを入れる。わずかに合わず。このフリーキックで決めるためには、速いボールを入れることが必須の条件。

 

8分のバイエルン。ロッペンのスルーパスレバンドフスキが抜け出し、マイナスのクロスはコマンにわずかに合わず。しかし、このスルーパスには中央でのチアゴの駆け引きがあった。エリア内に入ってボールを待ちセンターバックを引きつけてブロックすることでレバンドフスキの抜け出しに対して、ライプツィヒのディフェンスラインが揃わず、オフサイドにならなかった。

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 チアゴは普段はスルーパスを出す方が多い選手です。どうすれば通るかを知っている選手ですね。ギリギリの駆け引きをしています。

 

12分、通常時のつなぎでも左サイドに寄るライプツィヒ。これにより奪われても5人でボールを囲い込み、相手のミスを誘って奪い返すことができた。やはりこの戦術は数的優位を作るという意味で非常に面白い。奪われた時に縦にクリアするだけで、うまく繋がってチャンスになることがあります。

 

ボールの近くに選手を多く配置しようとするライプツィヒ、ピッチを広く使おうとするバイエルンバイエルンの両ウイングにいい形でサイドチェンジが入ると、スペースを与えることになる。それをさせないスピードでボールに寄せるライプツィヒ。前半はこのせめぎ合いが続く。

 

25分、フメルスからチアゴへ出したボールに一気に3人がスピードを上げて寄せるライプツィヒフォワード2枚が寄せ、スペースへ逃げようとしたところを死角からケイタが奪った。ケイタ→フォルスベリとつなぎシュートまで行く。

 

27分、フメルスからロッペンへサイドチェンジ。フリーで受けるロッペン。クロスにエリア内でコマンがトラップもシュートは角度がなかった。しかし、バイエルンの狙いはこの大きい展開。

 

28分、ライプツィヒバイエルンから決定機を作れる理由がわかるシーンがこれです。アバウトなボールが中央のコマンに向けて入る。このボールの滞空時間にライプツィヒの選手は中央に寄る。こぼれ球がカンプルへ。この時フォルスベリが縦でフリーになっている。ボールからゴールまでを直線で結ぶと、その直線付近に多いのはライプツィヒの選手。

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ここからフォルスベリ→ケイタ→オギュスタンとつなぎシュートまで。こぼれ球を拾うまでに、ゴールへの最短距離を計算してポジションを変えるライプツィヒの選手。このどう転ぶかわからないボールに準備することで決定機を作ることができる。

 

バイエルン相手に流れを引き寄せていくライプツィヒ

32分、奪ったボールを早く前線につなぐライプツィヒ。左サイドのフォルスベリに入りドリブル開始。ビダルをかわしにいき、エリア付近で倒される。エリア内で倒されたようにも見えたが判定は外。フリーキックはフォルスベリがバーをかすめる惜しいキック。

 

49分、ロッペンがボールを受けて中へドリブルキックフェイントからさらに中へ入りシュート。

 

54分、ケイタが2枚目のイエローを受けて退場になる。レバンドフスキは、ケイタが後ろから追ってきたときにすこし引っ張ったところでうまく倒れた。

 

58分、イエローカードをもらっているビダルを交代するバイエルンビダルを退場させてバイエルンも10人にさせようとする狙いを読んでの早めの交代でしょうか。

 

数的優位で、ますますピッチを広く使って両サイドからの攻撃を仕掛けることで、ライプツィヒはラインを下げざるを得ない。60分ロッペンから中央を経由して左サイドのアラバへ、アラバが中へ切れ込み、スルーパス。コマンが受けてゴールエリアのライン付近からのクロスは惜しくも合わず。

 

67分、ハウステンベルクが低い位置でトリッソに奪われ、レバンドフスキへ。シュートはわずかに外れるも、バイエルンにゴールの匂いが漂い始めます。

 

あなたがライプツィヒの選手なら、こんな状況でどんなプレーで打開しようと考えますか。68分、ポウルセンのプレーは衝撃でした。左サイドで受けるも、バイエルンは2枚で対応。しかしドリブルでつっかけてエリア内へ。ここでボアテングが足を出してきたところを、縦に持ち出し、足をかけられて倒された形にする。見事にPKを奪いました。フォルスベリが決めて1-0。先制したのは10人のライプツィヒでした。

 

73分、そのボアテングが絶妙のアシスト。左サイドで受けたアラバがチアゴへ戻して、中央で受けるボアテング。ディフェンスラインをあげるライプツィヒ。合わせて下がるバイエルンの攻撃陣。ここで逆の動きをするのがノーマークで2列目から飛び出すチアゴ。キック精度の高いボアテングから見事な浮き球のボールが通り、頭で合わせてゴールを決めました。チアゴはここも出し手と意思疎通し、オフサイドにならない2列目からの動きでスルーパスを受けました。

 

80分、ロッペンのクロスのクリアが中途半端になったところで、チアゴがダイレクトでシュート。キーパーセーブ。

 

その後もバイエルンの攻勢は続くが、守りきるライプツィヒ。結局延長でも決着がつかず、PK戦バイエルンが勝利した試合でした。

 

戦術がぶつかり合う戦いは、ケイタの退場でバイエルンの一方的な攻撃の展開へと変わりました。しかし、カップ戦の2回戦とは思えない好ゲームでした。